夜更かしするほど面白い本を紹介するブログ

読書好きの金沢人が、ついつい夜更かししちゃう面白い本をつれづれと紹介していくブログです。

金沢は天下の書府

金沢市内には図書館が多く、市民にも本好きの人が多いイメージがあります。

なぜ金沢は「天下の書府」と言われるようになったのでしょう?

 

江戸時代、加賀藩主の前田家は広く諸国から名工を集め、工芸文化の興隆につとめる文化政策をとってきました。

これは5代・前田綱紀の頃に全盛を迎えました。

これが金沢の美術工芸文化として今も受け継がれています。

 

前田綱紀は工芸研究のための書籍・資料の収集に財を惜しみませんでした。

書籍購入のため、長崎に入港した外国船の積荷をまるごと買い取った、という逸話も残されているほどです。

このため新井白石(江戸時代の学者)から「加賀は天下の書府」と称賛されるほど本が集まり学問が盛んになった、とのことです。

 

またある時、当時の水戸藩主・水戸光圀が「なにゆえ貴藩ではそれほど多くの本を集めておられるのだ?」と前田綱紀に問いたところ、綱紀は「読みたいときに読みたい本が手元にあることは喜ばしいことです。」と答えたと、伝えられています。

 この気持、本好きにはよくわかります。