夜更かしするほど面白い本を紹介するブログ

読書好きの金沢人が、ついつい夜更かししちゃう面白い本をつれづれと紹介していくブログです。

永久保貴一/秋月慈童「霊験修法曼荼羅 密教僧秋月慈童の秘儀」

「カルラ舞う!」でも有名な永久保貴一先生が描く、密教僧の世界を取材したお話です。

実は私、少し霊感があるようでして、、こういう世界にはとても興味があります。

中学生の頃の進路相談では「お寺に入って仏道を目指したい」と言って、親や先生を困らせた経験があります。。

そんな私ですから、この本は食い入るように読みふけってしまいました。

この本では実在の密教僧・秋月慈童さんへのインタビューをベースとしながら、仏教・密教・霊力・法力などの不思議譚が描かれています。

すべて実際にあったできごとをもとに書かれていますので、実感と迫力が違います。

ぜひご一読ください。ただし、夜更かし要注意ですよ。

田中芳樹「銀河英雄伝説」

夜更かしするほど面白い本といえば、この本を紹介せずにはいれないでしょう。

私も中学生のころ、夜更かしを続けて夢中で読みました。

あまりにも有名な、田中芳樹先生の「銀河英雄伝説」です。
本編は全10巻のストーリーで、1巻はこれまで100刷以上重版され、全体で1500万部以上が発行されています。

はるかな未来、自由惑星同盟(フリープラネッツ)所属の軍人ヤン・ウェンリー提督と、銀河帝国の皇帝ラインハルト・フォン・ローエングラムの、ふたりの英雄を軸にお話は紡がれています。

150年間膠着していた二つの陣営での争いは、同時期に二人の天才が両陣営に現れたことで大きく歴史が動いていきます。

二人の英雄の他にも、ジークフリード・キルヒアイス、ウォルフガング・ミッターマイヤー、オスカー・フォン・ロイエンタールユリアン・ミンツなどの数多くの英雄達が登場し、攻防と権謀術数とドラマを繰り広げていきます。

 

細かく描かれた時代背景をベースとして、重厚な歴史・人間ドラマが美しい文章で描かれています。

中学生ではじめて読んだときは「こんなに面白い本がこの世にあったのか!」と驚いて夢中で読みましたし、大人になって読み返しても「こんなに深いことが描かれていたのか」と、田中芳樹先生の偉業をあらためて称賛してしまいます。

個人的には、なぜこの本が直木賞などの文学賞に選ばれることがないのか、不思議です。おそらく多くの現役作家さんも影響を受けたような、こういった本こそ賞を与えて後世に残していくべきではないでしょうか?

 

まだ読んでいないという方はぜひ読んでみて下さい。人生もったいないですよ。

ただし、夜更かし要注意です、、

司馬遼太郎「燃えよ剣」

まずは自分が本好きとなったきっかけから。それは中学時代に司馬遼太郎先生の「燃えよ剣」を読んだから、と言ってもよいでしょう。

それくらい後の自分に影響を与えた本です。今でもこの面白さを超える本を探すために、本屋に通っているようなものです。

昔お会いした日本の超優良企業T社の役員さんとも、この本のおかげで話が盛り上がることができました。

その役員さんいわく、「作家は死ぬ時、自分の最高傑作を2作だけ墓に刻むことができるが、司馬遼太郎が刻んだのはこの「燃えよ剣」と「俄(にわか)」なんだよ」と教えてくれました。

本当かどうかはまだ確認していませんが、司馬遼太郎先生はそれくらいこの本のことを気に入っておられた、ということをおっしゃっておられました。

(この役員さんは関西出身の方で、生前の司馬さんともご面識があったようです)

 

燃えよ剣」は、言わずとしれた新選組の副長・土方歳三(ひじかたとしぞう)の生涯を描いた本です。

土方歳三を描いた本や映画、漫画はその後もたくさん出ていますが、鬼の副長とよばれた土方の生き方を、これほど鮮やかに描いた作品には私はいまだ出会っていません。

 まだ読んでいないという方はぜひご一読を。

ただし、夜更かし必至ですので要注意を。

金沢は天下の書府

金沢市内には図書館が多く、市民にも本好きの人が多いイメージがあります。

なぜ金沢は「天下の書府」と言われるようになったのでしょう?

 

江戸時代、加賀藩主の前田家は広く諸国から名工を集め、工芸文化の興隆につとめる文化政策をとってきました。

これは5代・前田綱紀の頃に全盛を迎えました。

これが金沢の美術工芸文化として今も受け継がれています。

 

前田綱紀は工芸研究のための書籍・資料の収集に財を惜しみませんでした。

書籍購入のため、長崎に入港した外国船の積荷をまるごと買い取った、という逸話も残されているほどです。

このため新井白石(江戸時代の学者)から「加賀は天下の書府」と称賛されるほど本が集まり学問が盛んになった、とのことです。

 

またある時、当時の水戸藩主・水戸光圀が「なにゆえ貴藩ではそれほど多くの本を集めておられるのだ?」と前田綱紀に問いたところ、綱紀は「読みたいときに読みたい本が手元にあることは喜ばしいことです。」と答えたと、伝えられています。

 この気持、本好きにはよくわかります。

まずは自己紹介

はじめまして!

石川県金沢市に住んでいます、WAYAMAです。

このブログでは自分の好きな本について書いていきたいと思います。

 

金沢市は江戸時代から「天下の書府」と言われるくらい、本好きが多いです。 

そんな本好きの血を受け継ぐ金沢人の私が、日々読み散らかしている本の感想をつれづれと綴っていきたいと思います。